「かりゆし反対」に異議 民主県連、党本部に意見書


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 民主党の反対により6月最初の参院本会議で「かりゆしウエア」を上着なしで着用することが認められなかったことに対し、同党県連は27日、同党の郡司彰参院議員会長宛てに反対の再考を求める意見書を提出した。沖縄では翁長雄志知事や企業トップも公の場所で着用していることから、県連は「正装」としての認知を高めたい考えだ。

 意見書では(1)かりゆしウエアは正装として認められている(2)クールビズ推進や省エネ推進として奨励されている(3)党の掲げる地域主権と合致する-などと指摘した。「今回の判断に対する再考を求め、一層の普及への取り組みを期待する」としている。
 着用をめぐっては党内に「沖縄だけ特別扱いすべきではない」との主張があるが、県連幹部は「党本部と認識に差異がある。『例外』としてではなく、『正装』として認知してもらいたい」と訴える。