島への不法上陸で初の合同訓練 小笠原諸島で警視庁や海保


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 警視庁や海上保安庁などは2日、東京・小笠原諸島の父島と周辺海域で、外国人の不法上陸や違法漁船を想定した初の合同訓練を実施した。周辺海域で相次いだ中国漁船によるアカサンゴ密漁問題を受け、関係機関の連携を強化するのが狙い。

 訓練では、島内での不審者情報を受けて、入管難民法違反容疑で不法上陸者を現行犯逮捕。警視庁の緊急展開チームが本土から海保の航空機で硫黄島を経由してヘリコプターで島に入り、容疑者を本土にある東京湾岸署まで移送する。
 沖合では、海保の巡視船などが外国漁船を追跡し、外国人漁業規制法違反の疑いで船長を現行犯逮捕する。
(共同通信)