新基地問題、対話継続で一致 知事がマケイン氏と会談


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上院軍事委員会のマケイン委員長(中央)と会談する翁長雄志知事(左から2人目)=2日、米ワシントン(県提供)

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】訪米中の翁長雄志知事は2日、ワシントンで上下両院の議員らと相次いで会談し、米軍普天間飛行場移設に伴い名護市辺野古に新基地を建設する計画の見直しを求めた。午前は米上院軍事委員会のマケイン委員長(共和)、リード筆頭理事(民主)と会談した。マケイン氏は元大統領候補で、米国の国防政策に影響力を持つ重鎮。会談は非公開で約1時間行われ、辺野古移設をめぐる議論は平行線に終わったが、対話を継続することで一致した。

 会談で翁長知事は5月に開催された辺野古への移設阻止を訴える県民大会に3万5千人が集まったことを報じる琉球新報などの紙面を見せ「このように激励されている。辺野古について、(反対の)民意は出ている」と移設計画に反対する立場を伝えた。
 これに対し、マケイン氏は「沖縄の気持ちは聞かせてもらった」と述べるにとどめたが、今後も対話を継続していくことを確認したという。
英文へ→Gov. Onaga and Sen. McCain agree to continue dialogue on the Futenma and Henoko issue