知事、米高官に辺野古断念求める 国務省で会談


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米政府高官との会談のため、国務省に入る翁長雄志知事(右)=3日午前、米ワシントン

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】ワシントン訪問中の翁長雄志知事は3日午前、米国務省で、同省のヤング日本部長と国防総省のアバクロンビー副次官補代行と会談した。翁長知事は米軍普天間飛行場移設に伴い名護市辺野古に新基地を建設する計画を断念し、県外・国外に移設するよう強く求める。翁長知事が12月の就任後、米政府高官と会談するのは初めて。

 会談で翁長知事は日米安保の重要性は理解していると説明した上で、沖縄はこれ以上の基地負担を受け入れられないとし、辺野古移設反対の姿勢を伝える。
 一方、米政府側は4月の日米首脳会談や外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で再確認した辺野古移設を日本政府とともに推進する立場を説明し、受け入れに理解を求めるものとみられる。
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