辺野古基金3億突破 運営委、新たな支援先検討


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 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設阻止を目的とした「辺野古基金」の事務局は4日、寄付の総額を発表し、3日現在で3億1536万7686円、件数で2万8114件になったことを明らかにした。

4月9日の基金設置から2カ月足らずで3億円を突破した。8日には那覇市旭町の金秀本社で第3回基金運営委員会を開き、基金の新たな活用方法について議論する。
 基金の活用方法についてはすでに、新基地建設阻止の運動を展開する「ヘリ基地反対協議会」と「沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」の支援が決まっており、3回目の基金運営委ではその他の支援先などを検討する。
 これまでの議論では新基地建設阻止の活動に取り組む市町村単位の組織を支援することや、県外・海外の新聞などに新基地建設反対の意見広告を掲載する案などが挙がっている。
英文へ→Donations to Henoko Fund top 300 million yen