防衛相、安保法案合憲と強調 民主「撤回を」、衆院特別委


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 中谷・防衛相は5日の衆院平和安全法制特別委員会で、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案について「憲法違反にはならない」と強調。民主党の辻元氏は、4日の衆院憲法審査会で3人の参考人全員が「違憲」と明言したことを受け「政府は法案を一度撤回すべきだ」と要求した。

 中谷氏は、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認した昨年7月の閣議決定について「従来の憲法9条をめぐる議論との整合性を考慮した。政府による憲法解釈の裁量の範囲内で、違憲ではない」と訴えた。
 これに対し、辻元氏は「与党が推薦した参考人までが『違憲』と述べたのは深刻な事態だ」と指摘した。
(共同通信)