辺野古沖、3基目の台船作業始まる 市民らカヌーで抗議活動


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沖縄防衛局の海上作業に抗議するカヌー25艇=6日午前10時ごろ、名護市辺野古の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴い新基地建設が計画されている名護市辺野古の海上で6日午前10時ごろから、3基目のスパット台船が初めて掘削棒を下ろし、作業を開始した。同台船は4日に投入された。

 市民らは6日午前9時半ごろから抗議船3隻とカヌー25艇で抗議行動を展開。臨時制限区域を示すとされる浮具(フロート)際で「海を守ろう」「海保は過剰警備やめろ」などと声を上げた。カヌーの大半が浮具を越え、海上保安庁に拘束された。けが人などはいない。
 一方、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、午前9時過ぎから市民ら約50人が集会を開いた。安次富浩ヘリ基地反対協議会共同代表は「戦後70年間ひどい目に遭わされてきて、さらに基地が造られようとしている。沖縄の将来を決める権利は私たち沖縄にある」と話した。【琉球新報電子版】