菅氏、辺野古推進「不変」 県の承認取り消しでも


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 菅義偉官房長官は6日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立てをめぐり、沖縄県の翁長雄志知事が承認を取り消す決定をしたとしても移設工事を進める考えを強調した。テレビ西日本(福岡)番組で「政府の方針が変わることはない」と述べた。

 5月27日から訪米した翁長氏は、辺野古移設に反対する意向を米政府当局者らに伝え、5日に帰国した。菅氏は「安全保障は国と国との問題だ」と指摘。「前知事から埋め立て承認を受けて進めている。県民の皆さんに理解を深めてもらえるよう、粘り強く説明する」とも語った。
(共同通信)