滋賀県の三日月大造知事が8日午前、沖縄県庁に翁長雄志知事を訪ね、沖縄戦などで亡くなった滋賀県出身者の慰霊塔「近江の塔」(糸満市摩文仁)で慰霊式典を7日に開いたことを報告した。
三日月知事は「摩文仁の丘に立たせていただいて(平和への思いを)強く胸に刻んだ」と激戦地だった場所を訪問した感想を述べた。その上で「私たちの想像を超える厳しい環境の中で亡くならざるを得なかったと思う。そこに思いを致しながら平和のための行政に取り組みたい」と語った。
翁長知事は「戦後70年の節目の年においでいただき、大変ありがたい。平和の大切さがあり、戦争の難しさや醜さなどがある。(思いを)共有しながら平和のために取り組みたい」と述べた。
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