石垣、急患搬送再開へ 臨時職員4人を採用


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 【石垣】人員不足で石垣市内2カ所の出張所の急患搬送業務を停止していた市消防本部は8日、臨時職員4人を採用するなどして7月1日にも出張所の急患搬送業務を再開させると発表した。

 臨時職員は今月中に募集、採用して石垣空港に配置した上で、空港消防職員7人のうち3人を本署と出張所へ異動させ、出張所の救急体制を確保する。市消防本部は、石垣島北部の川平と伊原間の両出張所で2人体制の急患搬送業務を続けていたが、県から2人体制では消防法に違反するとして5月28日に改善指導を受け、両出張所の急患搬送業務を停止していた。
 中山義隆市長は「北部の救急体制を確実にするため取り得る現実的な対応と判断した。市民の不安の解消を図りたい」と説明した。