「市と県連携でさらに成果」 名護市長、就任半年で知事評価


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知事就任から半年を評価する稲嶺進名護市長=10日、名護市役所

 【名護】稲嶺進名護市長が10日、名護市役所で定例会見を開き、翁長雄志知事が就任から半年を迎えることについて「辺野古に新基地を造らせないということをずっと貫かれている」と評価した。

その上で「(県と市の)情報共有を高めていけたらもっと大きな成果が得られると思う」と語り、市と県との連携をさらに深める考えを示した。
 米軍普天間飛行場の移設先である辺野古区を含む久辺3区が国に求めている振興策の中で、国側が市と協議が必要な部分があるとの認識を示していることについて「国との協議ということにはならないと思う」と否定。「市が行政サービスとしてやる。ほかの字と同じようにやるべきだと思う」と話した。
 翁長知事の訪米について「(米政府高官や識者らが)辺野古が唯一と繰り返していた。日本政府の側から相当の強い申し入れがあったのではと思う」と印象を述べた上で、「知事自身の口から本気度を示すことは初めてのことで、訪米の意味はあった」と評価した。
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