嘉手納に再び外来機配備へ F16、月内に10機


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 【嘉手納】米空軍嘉手納基地は10日、米バーモント州空軍所属のF16戦闘機10機と兵員約150人が今月中に嘉手納に暫定配備されると発表した。配備は3~4カ月程度になる見込み。

飛来日時は明らかにしていない。1月にはウィスコンシン州兵が暫定配備されており、州兵部隊が続けて展開されている。周辺自治体が外来機の飛行禁止を求める中、住民への負担増加が懸念される。
 州兵部隊は嘉手納の第18航空団の指揮下に入る予定。配備の目的は「太平洋軍地域安全保障計画を支援する」とし、「災害救助、グローバルな状況認識、海賊対策、積極的な防衛と戦力展開を含む多様な作戦能力を太平洋軍に提供する」と説明しているが、訓練の詳細は明らかになっていない。
 嘉手納には、5月20日にカリフォルニア州ミラマー海兵隊基地所属のAV8Bハリアー6機、27日に同基地所属のFA18ホーネット戦闘攻撃機18機が飛来。数機は離陸したことが確認されたが、少なくとも10機以上が現在も駐留している。