「碇石」引き渡しを 名護市議会、調査求め決議へ


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 【名護】名護市教育委員会が2~3月に名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブで行った文化財調査で、琉球王朝時代の「碇石(いかりいし)」とみられる石が見つかった件で、同市教委は沖縄防衛局を通じて米軍に石の引き渡しを求めているが、申請から約2カ月たった現在も引き渡されていない。

名護市議会の与党は、11日に始まる6月定例会の本会議に碇石の調査を求める決議案を提出する方針で、可決される見通しだ。
 「碇石」はシュワブ内に保管されている。市教委は今後、米軍から引き渡された後に、県の文化財担当部署や専門家に調査を依頼する方針。仮に碇石だった場合、市は広域調査の必要性も含めて協議する。