辺野古沖で作業続行 市民ら海とゲート 前で抗議


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名護市辺野古沖の海底掘削調査に使用されているスパット台船=11日午前、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設をめぐり11日午前、海底掘削(ボーリング)調査を行う大型クレーン船1隻とスパット台船3基で作業が確認された。建設に反対する市民らは海上と米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議した。

 海上で抗議する市民らは船4隻とカヌー14艇を出し、浮具(フロート)沿いで作業中止を訴えた。浮具に乗り上げた抗議船に海上保安官が乗り込み、沖合に強制的に移動させる場面もあった。
 一方、ゲート前では午前6時から新基地建設に反対する市民ら約30人が抗議した。午前9時半には、全国地方紙の論説委員ら25人がテントを訪れ、集会やゲート前の様子を視察した。