辺野古沖で掘削調査継続 海保が抗議の市民ら17人拘束


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プラカードを掲げ基地建設中止を訴える市民ら=13日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設で、沖縄防衛局は13日午前、大浦湾のスパット台船3基と大型クレーン船1基で海底掘削(ボーリング)調査を実施した。基地建設に反対する市民らは海上と米軍キャンプ・シュワブ前で「新基地やめろ」と抗議の声を上げた。

 海上で抗議する市民らは船3隻とカヌー21艇をだし、掘削現場に近い浮具(フロート)沿いで作業中止を訴えた。海上保安庁のゴムボートはフロートを越えて抗議した市民17人を拘束し、抗議船1隻を強制排除した。
 シュワブ第1ゲート前で座り込みを続ける市民らは午前9時半ごろ、抗議集会を開いた。基地建設に抗議するとともに、工事関係車両の基地内への進入を止めようと警戒している。【琉球新報電子版】