公明、20県を10に合区案 参院選改革、自民と協議断念


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 公明党は15日、参院「1票の格差」是正に向けた選挙制度改革に関し、隣接する20県を10選挙区に統合する「合区」案を発表した。改選数は計6議席削減し、他の6都道県で1議席ずつ増える。最大格差は1・95倍に縮小されるとしている。自民党との与党案作成は事実上断念した。

 公明党の合区案は、改選数1が「秋田・山形」「石川・福井」「鳥取・島根」「徳島・高知」「佐賀・長崎」の五つ。改選数2は「富山・岐阜」「山梨・長野」「奈良・和歌山」「香川・愛媛」「大分・宮崎」とした。
 合区により削減した分で、北海道、埼玉、東京、愛知、兵庫、福岡の改選数を1増とする。
(共同通信)