公明党の山口那津男代表は17日の記者会見で、参院「1票の格差」是正に向けた選挙制度改革をめぐり、自民党案が具体化していないとして、党総裁の安倍晋三首相が指導力を発揮するよう注文を付けた。「首相は衆院議員だから参院に遠慮があるかもしれないが、政党として合意形成する責任感を示すことが大切だ」と述べた。
自民党の参院執行部について「意思決定をせず、憲法違反と判断されるような考え方しか示さない」と批判した。
20県を10選挙区に統合する公明党の「合区」案に関し、野党との合意形成に努める意向も表明した。
(共同通信)