性別役割意識強いと長時間労働に 15年版男女共同参画白書


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 政府は19日、2015年版「男女共同参画白書」を閣議決定した。性別による役割分担の意識が強い都道府県では男性の長時間労働の割合が高く、働く女性が少ない傾向があるとの調査結果を盛り込んだ。役割意識が最も高いのは奈良、低いのは富山だった。内閣府は「個人の意識が男性の長時間労働に影響しているのではないか」とみている。

 調査は2月、内閣府が20~60代男女計2万3500人にインターネットで実施。
 「家庭の理想は『夫が外で働き、妻が家を守ること』と思う」との問いに「そう思う」「ややそう思う」と回答した人の全国平均は44%。最多は奈良の50%で、宮城、山口が続いた。
(共同通信)