辺野古阻止へ北九州の8団体連携 埋め立て用の土砂採取に反対


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄県の辺野古沿岸部埋め立てに使う土砂搬出に反対する連絡協議会発足総会で、アピールする参加者=20日午後、北九州市

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立てに使う土砂の採取先とされる北九州市の8市民団体が20日、地元からの土砂搬出に反対する連絡協議会を設立した。同日の発足総会には約100人が参加し、埋め立て阻止へ連携を強化することを確認した。

 市民団体「門司の環境を考える会」の森下宏人会長(75)は「西日本の土砂は使わせないとの声を国に向け発信していきたい」とあいさつ。辺野古が面する大浦湾の生態系に詳しい向井宏北海道大名誉教授が講演し、採取や埋め立てが「辺野古の海と採取先の自然の両方を破壊しかねない」と警鐘を鳴らした。
(共同通信)