ロヒンギャ支援に4億円 岸田外相が講演で表明


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 岸田文雄外相は20日、国連大学(東京)で講演し、ミャンマーの少数民族ロヒンギャらが船でインド洋を漂流している問題に関し、国際機関を通じて350万ドル(約4億3千万円)を支援すると表明した。日本がロヒンギャ対策で財政支援するのは初めて。

 また核軍縮・不拡散に向け、アジアの若者約300人を被爆地の広島、長崎に招いて「被爆の実相に触れてもらう」と強調した。過激派組織「イスラム国」に関しては「アジアで過激主義が伸長するのを防がなくてはならない」と訴え、関係国への支援を続ける意向を示した。
(共同通信)