埋め立て土砂、辺野古搬入反対 福岡8団体が連絡協発足


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 「辺野古埋め立て土砂搬出反対」北九州連絡協議会が20日、福岡県北九州市で発足した。名護市辺野古の新基地建設で埋め立て用土砂の採取地とされる北九州市を含む、福岡県の8団体や個人が沖縄に連帯を示し、反対署名運動を展開していく。

 発足総会では約100人が集まり「自分たちの持ち場で辺野古埋め立てをさせないための知恵を出し、思いや情報を発信し大きなうねりをつくる」との決議文を採択した。鹿児島県奄美市で5月31日に設立された「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会の構成団体の一つ、門司の環境を考える会(森下宏人会長)が呼び掛け、連絡協議会が発足した。今後も賛同団体は増える見込みという。
 共同代表に就任した新日本婦人の会福岡県本部の三輪幸子会長は「土砂が運ばれることは、間接的に基地建設に協力することになる。絶対許せない」と話した。同会は県下に約5千人の会員がおり、今後は「皆に周知し署名運動に力を入れる」と意気込んだ。
 門司の環境を考える会と北九州連絡協議会の事務局長を務める八記久美子さんは「大浦湾の豊かな自然を壊すと二度と戻ってこない。沖縄の人と一緒に頑張りたい」と連帯を示した。