総合事務局、勤務1時間前倒し 長時間労働を抑制


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 沖縄総合事務局は18日、勤務時間を1時間前倒しする「ゆう活」を導入すると発表した。全部署の職員を対象に「ワークライフバランス推進強化月間」となっている7、8両月に実施する。朝型勤務に切り替え、職員に夕方以降の時間を有効に活用してもらうほか、長時間労働の抑制にもつなげたい考えだ。

 政府が長時間労働の是正や生活スタイルの変革を訴えていることに対応した。勤務時間を前倒しすることで1日を有効に使い、業務の効率化や、職員の意欲向上による行政サービスの質の向上を目指している。
 導入はあくまで原則としており、体調など職員本人の事情にも配慮するという。対象はパート職員などを除いた約千人で、行政が率先してゆう活を導入することで、民間企業への波及も促す。
 総合事務局人事課は「育児をしている職員のフルタイム勤務も可能になるメリットもある。初めての取り組みだが、ワークライフバランスの実現を目指したい」としていた。