辺野古沖、海底掘削調査を続行 市民ら海と陸で抗議


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「沖縄の基地問題と福島の原発問題の根っこは同じ」と呼び掛ける「反基地・反原発沖縄行動」のメンバー=22日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設をめぐり沖縄防衛局は22日午前、大雨の中、海底掘削(ボーリング)調査とみられる作業を続けた。建設に反対する市民らは海上と米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議した。

 海上で抗議する市民らはこの日午前、カヌー13艇と抗議船4隻を出して抗議。沖縄防衛局の作業員に作業の中止を訴えた。悪天候のため、午後は海上抗議を行わない見通し。
 一方、名護市辺野古のシュワブゲート前でこの日早朝から、市民らが基地建設に抗議の声を上げた。
 社民党福島県連などでつくる「反基地・反原発沖縄行動」のメンバー10人がゲート前を訪れた。福島県連原発対策委員会の河辺信雄委員長代行(74)は「沖縄の基地問題と福島の原発問題の根っこは同じ。沖縄と福島の運動をオールジャパンに広げたい」と語った。
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