「米議員との対話継続は成果」 訪米振り返り知事 県議会代表質問


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訪米の成果などについて答弁する翁長雄志知事=24日、県議会

 県議会6月定例会の代表質問初日が24日午前、始まった。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の阻止に向け、5月末から6月上旬に訪米した成果に関し翁長雄志知事は「沖縄が置かれている状況を詳しく正確に伝えることができたのは大変有意義だった。特にマケイン上院軍事委員長側から継続して建設的な対話を続けたいとの話をいただいたのは大きな成果だ」と強調した。

 町田優知事公室長は「辺野古移設に反対する沖縄の民意に関し)米国側の理解と協力を促すことは重要と考えており、今後とも必要に応じて訪米することを検討したい」と知事の再訪米も検討する考えを示した。
 諸見里明教育長は「沖縄の郷土料理は琉球王国時代から海外のさまざまな食文化の影響を受け、日本料理とは異なる独特の文化的価値を有すると認識している。実態を調査、把握し指定のあり方を含めて検討したい」と述べ、琉球料理などの無形文化財指定を検討する考えを示した。
 いずれも翁長政俊氏(自民)に答弁した。24日は他に又吉清義氏(同)、照屋大河氏、狩俣信子氏(以上社民護憲)が登壇する。25日は玉城満氏(県民ネット)、金城勉氏(公明県民)、嘉陽宗儀氏(共産)が質問する。【琉球新報電子版】