知事、訪米行動は「大きな成果」 辺野古阻止へ意義強調


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 県議会6月定例会は24日、代表質問の初日が行われた。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の阻止に向け、5月末から6月上旬に訪米した成果に関し、翁長雄志知事は「沖縄が置かれている状況を詳しく正確に伝えることができたのは大変有意義だった。

特にマケイン上院軍事委員長側から継続して建設的な対話を続けたいとの話を頂いたのは大きな成果だ」と強調した。
 副知事や県の外郭団体の人事が選挙の論功行賞と指摘されていることに関し、翁長知事は「私と政治理念を同じくする者、私の政策を理解し、同じベクトルを持つ者の中から本人の能力を見極め、人事の要諦である適材適所の観点を踏まえ行っている」と説明した。以上、翁長政俊氏(自民)への答弁。
 辺野古新基地建設の阻止を念頭に、県議会与党が提出した県外からの土砂や石材などの埋め立て資材の搬入を規制する条例案について、當間秀史環境部長は「特定外来生物の侵入リスクを低減するものと考えている」と評価した。同条例に関して県が見解を示したのは初めて。當間環境部長は「土砂以外にも外来生物の侵入要因があることから、基本方針を策定するなど、より総合的な外来生物対策に取り組んでいきたい」と県としても侵入防止に積極的に取り組む考えを示した。照屋大河氏(社民護憲)への答弁。