【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画に反対する運動をリードし、4月末から悪性リンパ腫治療のため抗議行動の現場を離れている沖縄平和運動センター議長の山城博治さん(62)が24日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前を訪れ、「夏以降、政府が埋め立てを強行する。それまでに元気になって戻る。必ず基地建設を止めよう」と呼び掛けた。
山城さんはシュワブのゲート前で警備に当たる警察官にもあいさつした。警察官の一人は「(元気そうで)うれしいよね。難しいね」とつぶやいた。
辺野古海上では大型クレーン船1基で海底ボーリング調査の作業が確認され、市民らはカヌー12艇と船2隻で抗議した。