辺野古基金の目標額3億5千万円突破 呉屋氏がシュワブ前訪問


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基地に向かってシュプレヒコールを上げる市民ら=25日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設阻止に向けて取り組む「辺野古基金」の共同代表を務める呉屋守将金秀グループ会長が25日午前、市民らが抗議の座り込みを続ける辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れ、基金に寄せられた寄付金が4月の設立から約2カ月で2015年度目標の3億5千万円に達したことなどを報告した。

 呉屋氏は「オール沖縄、オールジャパンで新基地建設を止めよう」と呼び掛けた。基金は本年度目標額を新たに7億円に設定し、協力を呼び掛けていく。
 建設計画に抗議する市民らは同日午前、ゲート前と海上で作業中止を訴えた。ゲート前では早朝から約40人が工事関係車両の基地進入を阻止しようと第1ゲート前に座り込み、強制排除する機動隊約40人と一時もみ合いになった。
 海上では浅瀬にあったスパット台船2基のうち1基が沖合側へ移動した。新たな地点でボーリング調査を始めるとみられる。浮具(フロート)を追加設置する様子なども確認された。【琉球新報電子版】