辺野古サンゴ破壊調査 防衛局、県に回答送付


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 米軍キャンプ・シュワブ沖の臨時制限区域内で沖縄防衛局が県の岩礁破砕許可に違反してサンゴ礁を破壊した可能性があるとして、県が同区域の立ち入り潜水調査をするため、防衛局に25日を期限として関係資料の提出を求めていた件で、防衛局は同日、回答書面を県に送付した。

 県は申請から4カ月が過ぎても米軍が立ち入りを許可しないことから、ことし2月に制限区域内で同様の潜水調査をした防衛局に対し、当時米軍に提出した申請書類の提供を求め、県の申請内容との違いを調べる。
 防衛局が送付した回答書面は26日にも県に到達する見通し。防衛局は県への到達前には書面内容を公表しないと説明している。
 臨時制限区域への立ち入りは通常、申請から2週間程度で処理される。一方、同区域内には米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設の作業船や海上保安庁の船などは日常的に出入りしている。