島ぐるみ会議、知事支援へ統一行動 8月承認取り消し想定


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 「沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」は28日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設へ向けた前知事による埋め立て承認を翁長雄志知事が8月初旬にも取り消すことを想定し、県内全域の各市町村支部が同時多発的に翁長知事の取り消し判断を支援する統一行動を実施することを確認した。

総会と市町村組織の交流集会を那覇市で開き、統一行動の具体的内容を今後、議論していくことになった。
 島ぐるみ会議事務局長の玉城義和県議は28日の総会などで、有識者の第三者委員会が埋め立て承認を検証した結論を7月末に出すことを念頭に「8月初旬に(知事の取り消し判断の)Xデーが来るだろう。島ぐるみ会議としても知事の決断を支持するため、地域の組織を母体にして統一的な集会を同時刻に県内各地で開くなど何らかの行動が必要だ」と行動提起し、参加者から賛同の声が上がった。