辺野古ボーリング調査期限9月末に延長 防衛相が発表


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 【東京】中谷元・防衛相は30日午前の閣議後の記者会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底ボーリング調査の期限を9月30日まで延長すると発表した。これまで調査期限は6月末までとしていた。調査の延長は3回目となる。

 一方、中谷氏は土砂を投入する埋め立て本体工事の着手時期については「夏ごろ」とあらためて説明し、調査が終わり次第、着手する考えを示した。
 中谷氏は現在の調査状況について「すでに陸上5カ所、深場7カ所の作業を終了したが、深場の5カ所が残っている」と述べた上で、調査が遅れていることについて「台風などの影響で遅延が生じている」と説明。「可能な限り早期着工を目指す点は変わらない」と語った。
 前県政による埋め立て承認の際に留意事項で定められている県との実施協議については「(本体工事の)着手時期を踏まえ、県との間で適切な時期に実施する」と述べた。【琉球新報電子版】
英文へ→Defense Minister announces Henoko drilling survey deadline to be extended to end of September