「求めがあれば協力」 辺野古・碇石調査で防衛相


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 【東京】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設予定地で発見された石を県教育委員会が琉球王朝時代の碇石(いかりいし)と鑑定したことについて、中谷元・防衛相は3日の閣議後の記者会見で「名護市教育委員会からの求めがあれば適切に対応していきたい」と述べ、今後市側が求める調査に協力する姿勢を示した。その上で移設に向けた作業への影響については「適切に対応したい」と述べるにとどめた。

 中谷氏は碇石への対応について「関係法令に従って適切に対応する」などと強調した。
 一方、4日に翁長雄志知事と菅義偉官房長官が会談することについては「お互いの考え方や立場、主張を話し合うことで問題が一つでも改善できるようになることは非常に大事だ。会って話すことは歓迎すべきことだ」と述べた。【琉球新報電子版】