土砂搬出反対1万9千筆に 全国連絡協


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 米軍普天間飛行場の移設が計画される名護市辺野古への土砂供給に反対する「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会に集まった署名が6月末で約1万9千筆に上った。

九州の市民団体などの署名にも6月下旬約13万筆が寄せられている。
 同連絡協の阿部悦子・仮共同代表(環瀬戸内海会議共同代表)は「1カ月ほどで2万人近くが集まった。辺野古を埋め立ててはいけないとの熱気が伝わる」と語った。署名は6月までの予定だったが、延長する。
 土砂採取予定地の一つである熊本県の天草地方では「あまくさ九条の会」などが協議会を20日に発足させる。同会の生駒研二事務局長は「沖縄や辺野古の問題を知らない人が多い。全体の問題にしたい」と話す。今後学習会や署名活動に取り組む予定だ。同じく土砂採取予定地の香川県小豆島では環瀬戸内海会議などが土砂搬出反対の集会を開く計画をしている。
 九州各地の平和運動センターなども署名活動をしており、鹿児島県護憲平和フォーラムの野呂正和事務局長は「署名を通じて基地建設を阻止したい」と話した。