辺野古海底作業停止指示 県、農相に再弁明書


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 米軍普天間飛行場の辺野古移設に伴う海底作業の停止指示を出していた県は7日、停止指示を不服とした沖縄防衛局の申し立てを却下するようあらためて求める再弁明書を林芳正農相に発送した。町田優知事公室長が7日午後、会見を開いて発表した。

 再弁明書は作業停止指示について「(岩礁破砕の)許可権者が許可した者の行為の適法性を確認するためにとる手段として当然の行為だ」などと主張している。
 沖縄防衛局が農相に反論書を提出し、農相は県に再弁明書の提出を求めていた。8日が提出期限だった。
 県によると(1)国がそもそも不服審査請求できるか(2)県の停止指示は国が主張する「処分」に当たるか(3)指示内容に法的根拠があるか(4)アンカーが水産資源に与える影響の指標が示されていたか-が主な論点になっている。それぞれ防衛局の反論に対し、弁明したという。