米越、南シナ海で対中国懸念共有 トップが「歴史的会談」 


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 【ワシントン共同】オバマ米大統領は7日、ホワイトハウスでベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長と会談し、南シナ海で領有権主張を強める中国について、名指しは避けつつも一方的行動への懸念を共有した。

 1975年のベトナム戦争終結後、同国最高指導者の訪米は初。かつて戦火を交えた両国は、95年の国交正常化から20年の節目の「歴史的な会談」(アーネスト米大統領報道官)だと強調した。両首脳は環太平洋連携協定(TPP)や人権問題も議論した。
 米側は、南シナ海の南沙諸島などの領有権を主張するベトナムとの関係を深め、中国をけん制したい考え。
(共同通信)