民維、対案共同提出見送り 自公、安保連日審議打診へ


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会談に臨む、維新の党の柿沢幹事長(中央左)と民主党の枝野幹事長(同右)ら=7日午後、国会

 民主党の枝野幸男、維新の党の柿沢未途両幹事長は7日、衆院に共同提出する方針だった安全保障関連法案の対案の一部となる「領域警備法案」について共同提出を見送ることを確認した。それぞれ単独で提出する。一方、自民党の佐藤勉、公明党の大口善徳両国対委員長は、原則週3回の安保法案審議を連日実施するよう野党に打診することで一致した。8日に対案が提出されることを踏まえ、審議時間を確保する姿勢を示す狙い。

 民主党幹部によると、維新は安保法案と対案の採決日程を決めて与党と交渉に入らないと対案の審議時間は確保されず、与党の強行採決を招くと主張した。
(共同通信)