鉄軌道計画、議論に遅れ 県議会特別委


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鉄軌道導入計画などについて議論された県議会公共交通ネットワーク特別委員会=8日、那覇市

 県議会公共交通ネットワーク特別委員会は8日、沖縄本島への鉄軌道導入計画などについて議論した。段階別の検討で当初6月までを予定していた議論が2カ月程度延びることが報告された。謝花喜一郎企画部長は「さらに遅れる可能性は今のところ否めない」と述べた。渡久地修氏(共産)への答弁。

 県は鉄軌道導入計画について来年3月末の計画案作成を目指している。現在は五つの検討段階のうち、陸上交通の現状と課題や評価項目などについて話し合う第2段階の議論が行われている。県によると、外部有識者らからなる検討委員会から県民への丁寧な説明を求める声が上がり、対応に時間がかかったことが主な要因という。計画作成案の時期の変更はしない方針。 【琉球新報電子版】