翁長雄志知事は8日午後、米ハワイ州で11日に開催されるハワイ沖縄姉妹都市30周年記念式典や関連行事への出席のために那覇空港を出発した。8日は東京で1泊した後、翌9日にホノルルへ向けて出発する。出発を前に翁長知事は8日、那覇空港で記者団の取材に応じ「これ(姉妹都市30周年)を機会にあらためてハワイと沖縄の結びつきを大切にしながら、これからの協力関係を築いていきたい」と語った。
県立芸術大とハワイ大が言語など4分野で学術交流の覚書を交わす方向で調整している件について翁長知事は「ハワイと沖縄は歴史的な経緯もよく似ている。(ハワイ語は)ほとんど絶滅状態からハワイ大を中心として良い形で復旧してきている」と述べ、うちなーぐち復興に向けても学ぶべき点が多いとした。
翁長知事は現地時間の9日にハワイ入りし、10日にハワイ州との間で交わすクリーンエネルギー覚書の更新調印式、11日には琉球新報社とハワイ沖縄連合会が主催する新報移動編集局inハワイにも参加する。【琉球新報電子版】