地域限定保育士、沖縄でも導入へ 参院、改正特区法可決


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】国家戦略特区の新たな規制緩和策を盛り込んだ改正特区法が8日、参院本会議で可決、成立した。特区地域に限定した「地域限定保育士」資格を新設し、県内でも導入される。

県は通常の保育士試験に加え、10月に地域限定保育士の初試験を行う。
 地域限定保育士は待機児童解消に向けた取り組みの一環。沖縄の他に人口が多い神奈川県、大阪府、千葉県が導入を予定している。地域限定保育士合格者は3年間は各区域内で保育士として勤務することが可能で、3年経過後は全国各地で保育士として働くことができる。
 県は地域限定保育士の筆記試験を10月、実技試験を12月に行い、1月ごろに合格通知する予定で、近く詳細な内容を公表する。