辺野古埋め立て承認の瑕疵報告へ 知事、取り消しの公算大に


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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立てを承認した前知事の判断の是非を検証するため、県が設置した有識者委員会が、埋め立て承認手続きに「法律的な瑕疵」があるとの報告書を取りまとめる方向で調整に入った。7月下旬にも翁長雄志知事に提出する見通し。複数の関係者が10日までに明らかにした。

 翁長氏は報告書を「最大限尊重する」と明言しており、辺野古阻止に向け、埋め立て承認取り消しに踏み切る公算が大きくなった。
 承認の効力が失われれば政府の移設計画の続行は困難となるため、沖縄防衛局が、行政不服審査法に基づき審査請求する可能性がある。
(共同通信)