世界遺産登録の対応に不満続出 自民会議「誤解与える」


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 自民党の国際情報検討委員会などの合同会議は10日、「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県)が世界文化遺産に登録された経緯について協議した。朝鮮半島出身者らが「意思に反して連れてこられ、厳しい環境の下で働かされた」と日本政府が陳述したことに対し、「誤解を与える内容だ」などと不満の声が相次いだ。

 出席者は、日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で「forced to work」と英語で陳述した内容が、「強制労働」を認めたとして海外メディアに報道されたと指摘。対外発信に不手際があったと政府を批判した。
(共同通信)