「第三者委を尊重」 知事、辺野古承認検証で


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 【ハワイ=古堅一樹】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けて沖縄防衛局が出した埋め立て申請を仲井真弘多前知事が承認した経緯を検証している「第三者委員会」が「瑕疵(かし)がある」との結論をまとめる方針を固めたことをめぐり、ハワイ出張中の翁長雄志知事は10日(現地時間)、記者団の取材に対し「(委員の)誰とも接触していない」と述べ、結論について報告は受けていないことを説明した上で第三者委の結論を尊重する意向を示した。

 第三者委について翁長知事は「客観的公平にやってほしいと伝えている。(最終報告の)時期だけは委員長と意見交換したことはあるが、他の委員とは連絡を取ったことはない」と述べ、最終報告までは委員と接触しない考えを示した。
 その上で「瑕疵のある、ないは本当に分からない。私なりの思いはあるが、どういう形で出てくるのか。今月いっぱいで出てくるので、それはそれで尊重して頑張りたい」と語った。