【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で新基地建設に反対する市民ら約40人は12日午前、台風9号に備えて8日に撤去したテント4つを設置し直した。
北部国道事務所の職員約15人が監視した。同事務所の職員は「(歩道脇へのテント設置は)道路法違反となる」と繰り返し設置の中止を指示した。市民らは「憲法の範囲内で最低限の抗議行動をしている」として設置を続けた。
同じく8日に撤去していた横断幕の設置は、今後の風の具合などを見て行うという。
一方、新基地建設が計画されている大浦湾海上では一切の作業や抗議は行われていない。台風9号による高波で10日に岸まで流された油防止膜(オイルフェンス)もそのままの状態になっている。
【琉球新報電子版】