沖縄防衛局、辺野古沖で潜水調査 市民ら抗議行動


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潜水調査中の旗を掲げ浮標灯付近で作業する沖縄防衛局の作業船=15日午前10時25分、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で15日午前、市大浦湾海上では沖縄防衛局の警戒船と作業船が1隻ずつ見られ、黄色の浮標灯(ブイ)付近で潜水調査している様子が確認された。新たな海上作業は行われていない。

 一方、キャンプ・シュワブのゲート前では自民、公明両党が集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案を15日に衆院平和安全法制特別委員会で採決することに「戦争法案反対」と抗議の声が上がった。
 市民は午前6時すぎから集まり、県議会与党、市町村議会の議員計約30人も参加した。渡久地修県議は「辺野古の新基地建設も戦争法案も止めないといけない」と強調。仲村未央県議は13日に成立した県外からの埋め立て用土砂や石材の搬入を規制する条例について「何の担保もない環境保全策で埋め立てが承認されたが、条例は知事に(環境破壊を)監視させる力を与えた」と意義を語った。
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