【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画で、辺野古の米軍キャンプ・シュワブに16日午前7時ごろ、移設関連とみられる車両と機材などを積んだトラック十数台が入った。シュワブのゲート前では計画に反対する約30人が進入に抗議したが、県警の機動隊に排除された。市民らは「囲い込み許さない」などと訴えた。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は、前知事による辺野古埋め立て承認を検証する県の第三者委員会の報告を受け、翁長雄志知事が今後承認を取り消すかどうか判断することについて「知事を支える方法を考えていきたい」と話した。また安全保障関連法案が衆院本会議で可決される見通しであることには「廃案にする闘いをつくりあげていこう」と呼び掛けた。
この日は移設が計画される大浦湾海上はうねりがあり、沖縄防衛局の警戒船や作業船は確認されなかった。浮具(フロート)の一部が台風9号の影響で大きく流されたままになっている。【琉球新報電子版】