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【嘉手納】桑江朝千夫沖縄市長は16日、沖縄防衛局で井上一徳局長と会い、地中に埋まったドラム缶からダイオキシンなどの有害物質が検出された沖縄市サッカー場について、汚染拡散防止の対策を求めた。井上局長は「要請を踏まえて県や市と調整し、速やかに対応したい」と述べた。
桑江市長は、台風9号の影響で雨水対策用のシートが剥離しているとして「廃棄物の混じり土やくぼ地の排水などに汚染の可能性がないか、市民や議会から不安が出ている」と訴えた。
防衛局側は掘削部にたまった水については、8月上旬に汚染調査の分析結果が判明する見通しだと説明し「安全が確認されてから排水する」と話した。廃棄物混じり土の調査に必要な予算の増額や、ブルーシートから耐久性の高い遮水シートへ変更して雨水対策をするための調整を進めていることも説明した。【琉球新報電子版】