概算要求、総額は100兆円規模 16年度予算一般会計


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 政府は16日、2016年度予算の概算要求基準を固めた。6月末に閣議決定した新たな成長戦略に沿った予算を実現するため4兆円程度の特別枠を設定。基準に沿って各省庁が要求すれば、一般会計の要求総額は2年連続で100兆円規模となる。財務省は歳出の膨張を防ぐため、年末に向けて厳しく査定する方針。

 概算要求基準は、各省庁が8月末に翌年度の予算要求をするのに先立ち、各省庁が要求できる額の上限などをあらかじめ定めておく仕組み。今回、景気動向で柔軟に予算編成をするため、歳出総額の上限は示さない。
 特別枠は成長戦略や、経済財政運営の指針「骨太方針」に沿った予算を認める。
(共同通信)