琉球新報社 安全保障関連法案が衆院を通過したことについて、翁長雄志知事は１６日、「十分に議論されるべきところ、採決の強行は誠に残念だ。国民の理解が得られていない重要な法案を強引に押し進める政府の姿勢は容認し難い」と政府を強く批判するコメントを発表した。
知事は沖縄の米軍基地の過重負担に言及した上で「先の大戦の経験を踏まえ、わが国の安全保障政策の変更に県民は大きな不安を感じているところだ」と述べ、集団的自衛権行使を解禁する法案が衆院を通過したことに、県民が不安を募らせていると指摘した。
また「政府は国政の場などで十分に議論した上で、その影響も含めて国民に丁寧に説明すべきだ」と求めた。
英文へ→Okinawa Governor Onaga criticizes forcible passage of security bills in Lower House
