安保に反発、国会空転 民主、政権追及の構え 


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 国会は17日、安全保障関連法案の衆院での採決強行に反発した野党が一切の法案審議に応じず、衆参両院で終日空転した。週明けの21日も各委員会とも開かれない見通しだ。一方で民主党は世論の批判が強い法案の問題点をあぶり出し、政権を追及する構え。月内の参院審議入りには応じる方向だ。

 民主党の岡田克也代表は17日の記者会見で「あれだけの強行採決があったので抗議の気持ちはある。ただ審議も大事だ」と表明した。与野党ともに決着を急ぐ参院選挙制度改革に道筋を付けた上で審議入りする方針だ。
(共同通信)