辺野古第三者委報告書 県、内容の精査開始


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 米軍普天間飛行場の移設計画に伴う前知事の名護市辺野古の埋め立て承認を検証してきた第三者委員会が「法的瑕疵(かし)が認められる」とする報告書を提出したことを受け、県知事公室辺野古新基地建設問題対策課は18日までに報告書の精査を始めた。

約1カ月と想定される精査作業の間に県土木建築部や環境部など関係部署に対し、報告書で「瑕疵」と指摘されている事項について反論がないかなどの聞き取りも行う予定だ。
 第三者委が提出した報告書はA4用紙で131ページ、添付資料は555ページ、合計で680ページを超える。
 県職員による精査結果と顧問弁護士の意見などを踏まえ、翁長雄志知事は8月下旬にも取り消しをするかの方向性を固める。
 取り消す場合は沖縄防衛局への聴聞を経て、早ければ9月中に取り消しに踏み切る。