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【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では20日午前、新基地建設に反対する市民ら約30人が座り込み行動を展開した。午前7時15分ごろ、県警機動隊が市民らを排除する際にもみ合いとなり、男性(75)が設置された鉄柵に手をぶつけ、左手の甲を切る軽傷を負った。
男性が病院に搬送された後、市民らが鉄柵の危険性を訴え、撤去を求めたところ、県警側から「(抗議行動が)やりすぎだ」との返答があったため、市民らが一時、発言した警察官を取り囲む騒動もあった。市民らは「人権守れ、自由を守れ」などと声を上げた。
男性は約2時間半後、手当てを終えてゲート前に戻り「けがにめげず頑張りたい」とあいさつした。
大浦湾の海上ではスパット台船や大型クレーン船は見られなかった。風が強く波が高かっため、市民らは海上の抗議行動を中止した。シュワブの浜ではクレーンで海上保安庁のゴムボートや小型の作業船を数隻引き揚げる様子が見られた。
【琉球新報電子版】